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"空夜"   帚木蓬生 (著)
[空夜]関連 検索してみました。   文芸 / 恋愛小説  とありました。
帯はついてなくて、わたくしは知りえなかったのですが、「信兵衛の読書手帖」サイトさまで知ることができました。

※九州の四季の移ろいの中に揺れ動く、ふた組の、不倫を越えた純愛を描く

【空夜】commentこちらからどうぞlee-lena
Moreの '遠い過去の記憶から'もぜひっ。

他サイトさまより
 かくも美しき・・・・長編小説

*************

ぴったしカンカンな、素晴らしいコメント ↓

http://www.asahi-net.or.jp/~WF3R-SG/nthahakigi2.html#kuuya
表はこちら  http://www.asahi-net.or.jp/~WF3R-SG/index.html


*****************

・・・・自分が読みたいのは本作のような、人間の心のヒダが微妙に揺れ動く様を、限りなく繊細なタッチで描いた物語なのだ。↓

http://www.macaroniplanet.com/culture/c_011.html


※検索を進めてゆくうちに 「空夜」の続編 「空山」があることを知りました。
  ぜひっ、 読んでみなければ。



 [閉鎖病棟]は、図書館の期限が過ぎて、一度返却しましたら、今度はどなたかが貸し出しさ  れてて、ただいま頓挫中。^^;

 [空夜]これを借りたすぐ後で[王朝ロマンセ]にずっぽり 心奪われ、、 またまた頓挫すること に。 その後も オンライン小説のおもしろいのに出会ったりして・・なかなか読めなかったので すが・・・・。

 5/1程、読み進めたところで、ちょうど 進行中のオンライン小説も読み終えて、精神的に落ちつけたせいか、、、俄然読む速度がup。5/3程は 昨日一日で読んでしまいました。



【遠い過去の記憶から・・・】

不倫が道徳的によくないことだというのは、誰しも分かってはいること。
けれど、それが誰にでも・・どんなシチュエーションにもあてはまるのだろうか?と聞かれれば、、
否ではなかろうか・・とわたくしは思うのですが。


「ある一組の夫婦」

ふたりの間に何か、取り繕えないほどの溝があったというのだろうか?
それとも そんなことは一辺もなく、ただ・・夫婦間のマンネリ化がもたらした結果だったのだろうか?
わたしにそれを知るすぺはないけれど・・・・。

まだまだ 若くてきれいな容貌とスタイルのやり手の(サラ)リーマン・・ な・夫に出張すると必ず
出張先に 夜伽(いわゆる浮気)をしてくれる女性がいるとしたら・・・・あなたはどうだろうか?
一度の過ちなどではなく、その女生とずっと 夫がかかわりを持っていたとしたら。

その奥さんは浮気な亭主だけどこのまま知らん振りしてひっついていれば、子供もいることだし、老後を考えれば、たくさんの年金も手にはいるのだから・・・と 自分をそういう事柄で納得させているようでした。

このお話を聞いたとき、 わたし自身まだまだ 若く、ただ・・ひどいなぁ~っ、 奥さん・・お気の毒だなぁ~と 漠然と考えた程度です。( このご夫婦、熱烈な恋愛の末の結婚だったんです。)

これって どうしようもなく、妻のプライドをヅタヅタにする行為ですよね。
家では、妻に指一本触れず・・・出張のたびに、出先妻といちゃこら。

入れるもん入れて(給料)、家庭はこわさないでいてやるんだから・・・的、行為です。
「空夜」を読み終えたとき、 何故か この遠い記憶が浮かんできました。

賭け事にはしり、サラ金でお金を借りまくる、出て行ってもらってかまわないぞ・・・・的夫を持つ身もつらいけれど、指一本ふれてこない男が別の女性を抱いているだなんて・・・・ なんという理不尽さ。

あああぁ、悲しさも寂しさも 一様(ひとくくり)ではないのだなぁ~と、、溜息ひとつ・・こぼれた夜でした。

 

【語句】

たきぎ‐のう【薪能】


1 奈良興福寺の修二会(しゅにえ)の際、大和猿楽四座によって夜ごと薪をたいて演じられた神事能/能楽のこと。。幕末で廃絶したが、近年復興し、5月11日・12日に行われる。《季 夏》

2 夕方から夜にかけ、野外で薪をたいて行われる能。1をまねて戦後興ったもので、多くの社寺で行われる。

【神事能-しんじのう】 神社の祭礼に奉納される能楽。

【能楽】 わが国の代表的な仮面音楽劇。役者が能舞台で囃子にあわせ、謡曲を歌い、能面をかぶって演ずる。 単に '能'ともいう。


【もやい】 - 船と船を繋ぎとめること。
by lee-lena | 2007-07-23 14:52 | Books感想 | Comments(2)
Commented by とらふぐ at 2007-07-24 01:16 x
こんばんは

lenaさん、「空夜」 読んだ記憶があるのですが・・・

真紀は婿をとり、大家族で暮らしていたのですよね?
平々凡々の主婦で、唯一の友達が俊子だった。
そこに幼なじみの慎一が医師として赴任し、
真紀の心はざわざと騒ぎ、次第に慎一に惹かれていくのだわ。
夫に嫌気がさしていた時期でもあるし・・・
真紀と慎一、惹かれあっているのに
互いにブレーキをかけていて、ああ~煮え切らないふたり。
凛々しい慎一とは対照的に、夫は典型的ダメ男で・・・
俊子の恋人は年下でしたよね?
大人の純愛といいましょうか…
最初から設定された生活の中から抜け出し、
前向きな生き方を模索すること、考えることの大切さを、
2組のカップルを対比させるように書かれていて、
自分らしく生きようとする人々へのエール、という気がしました。
読後、しんみりとさせられる作品でした。

補足になりますが、
遙か昔に読んだ、「挽歌-原田康子著」も作品的に
優れていますので、お薦めです。
何十年経っても、未だ色焦ることがないわたくしの逸品です。

Commented by lee-lena at 2007-07-24 07:49
とらふぐさん  おはようございます(*^_^*) ♪

すごいっ、 昔 読んだものをそこまで記憶されてるなんて。
めちゃくちゃ、 まとめていただきまして・・・ありがとうございます。

それにしても 真紀の旦那も俊子の旦那も だめ男でしたね。  笑
読んでいるわたしですら・・・放り出してやろうか・・と思えるほどの。 大笑

>、「挽歌-原田康子著」も作品的に
優れていますので、お薦めです。
*おすすめ、 ありがとうございます。
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