綿矢りさ
『蹴りたい背中』たまたま手にしたので読んで見ました。
自分の学生時代やその後の就職・・・はたまた地域での集団での共同作業等を思い起こすとき、この主人公の経験を容易に、思考の中に取り込むことができました。
高校生の女子高生主人公、ハツと、男子高生、にな川は 例えば理科・生物の時間に グループ分けを生徒たちでするように教師から指示が出されたときに、どこにも属せない生徒。
あぶれてしまう、、そんな生徒であるわけです。
休憩時間や昼の食事の時間に、話す相手のいない、居心地の悪い「この世で一番長い十分の休憩。 自分の席から動けずに、無表情のままちょっとずつ死んでいく自分を、とてもリアルに想像できる・・・。省略」
こんなふうに 切ない時間を過ごすふたりの事柄が面々と綴られています。
※ それこそ
リアルに 萎えて、死にゆく感情の様がものすごくよく伝わってくる作品だと思います。
にな川は、ある芸能人のおたくのようなファンで その辺のところや暮らしている家庭環境等もかなり詳細につづられているのですが。
ハツが にな川の家に2度ほど・・行く機会があるのですが、その時、 にな川に対して 足で彼の背中を蹴るわけです・・が・・・、、、 この蹴る行為に及ぶ ハツの心情・・作者の発したいものが あまりに難しくて・・・・読後・・・へっ?
うーーーーんっ。 --- これが わたしの 一行感想でした。 笑
そこで ネット検索で 調べて見たくなりました。 何か手がかりがあるかな・・と。
作者のここのところの気持ちを表現しているものは まだ 見つけられていないのですが・・・
この作品に対する 評価等の乗っているページは見つけられました。
よろしければ・・・どうぞ。
http://media.excite.co.jp/book/news/topics/073/p05.html -- いい感じの書評
http://media.excite.co.jp/book/news/topics/073/ --- top
http://media.excite.co.jp/book/news/topics/073/p01.html - story
http://media.excite.co.jp/book/news/topics/073/p02.html 肯定派 &否定派
http://www.excite.co.jp/book/product/ASIN_4309015700 読者の感想
追記
※ちょっと いろいろ読んできましたら、ハツの蹴りは にな川への好意の裏返し・・みたいに 感想書かれてる方もいましたが、、うーーーんっ 断定できるのか? ><: 恋とかではないことは確実だと思うのですが・・・好意・・・ねぇ~ ><笑 よく分かりませんねぇ~。