「美しき日々」Beautiful Days
2022-09-22T04:09:44+09:00
lee-lena
Books & Online Novelsのご紹介と英語記事up等
Excite Blog
速報 ウクライナ4州がロシア編入へ!
http://leelena.exblog.jp/32307764/
2022-09-22T04:08:00+09:00
2022-09-22T04:09:44+09:00
2022-09-22T04:08:59+09:00
lee-lena
世界のニュース
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バイデンの大誤算!欧州は米国に従わない!対露経済制裁は破綻!
http://leelena.exblog.jp/31207186/
2022-04-11T12:59:00+09:00
2022-04-11T13:00:34+09:00
2022-04-11T12:59:13+09:00
lee-lena
動画
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これからの世界情勢の行方は・・
http://leelena.exblog.jp/31132382/
2022-04-01T13:27:00+09:00
2022-04-01T13:27:48+09:00
2022-04-01T13:27:48+09:00
lee-lena
未分類
さまざまな意見、見解の飛び交うYoutubeが
散見されますが、こちらはその中でも特に信頼のおける
発信者さまではないかと思います。
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人々を苦しめ支配する一族/ = THRIVE =
http://leelena.exblog.jp/31102713/
2022-03-20T20:01:00+09:00
2022-03-20T20:01:28+09:00
2022-03-20T20:01:28+09:00
lee-lena
未分類
医療・薬(病人を薬漬けに)、金融
学校教育(従順に)
全ての分野で優れた画期的発明、発見はことごとく
ある権力に押し潰され、消されてきた。
全てを支配する権力はロックフェラー家
ウキペディアには慈善家と記されているが
その実、悪党で偽善者である。
医師も科学者も皆、弾圧されてきた。 ☆.。.:* .。.:*☆ ・= THRIVE =スライヴとは?〈人・国・産業などが)
うまくいく,栄える,成功する富む、繁栄する ☆.。.:* .。.:*☆
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プーチンはウクライナ東部の数百万の命を救った‼️-
http://leelena.exblog.jp/31074649/
2022-03-12T15:23:00+09:00
2022-03-12T15:23:04+09:00
2022-03-12T15:23:04+09:00
lee-lena
世界のニュース
報道されないロシア・ウクライナ・中国の本当の姿
http://leelena.exblog.jp/31043229/
2022-03-06T02:00:00+09:00
2022-03-06T02:00:38+09:00
2022-03-06T02:00:38+09:00
lee-lena
未分類
とにかくいすごいおふたり
日本人のほとんどが知らない真実がここに・・。
推奨版-未来ネット
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ウクライナをめちゃくちゃにした本当の人たち
http://leelena.exblog.jp/31023645/
2022-03-02T15:03:00+09:00
2022-03-02T15:03:46+09:00
2022-03-02T15:03:46+09:00
lee-lena
未分類
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ヨーロッパに天然ガスを融通 あれっ、こんなことになっちゃってるの?
http://leelena.exblog.jp/30984677/
2022-02-09T20:50:00+09:00
2022-02-09T20:53:51+09:00
2022-02-09T20:50:20+09:00
lee-lena
未分類
国内は大丈夫なのかしら?って言っても
3月からということだから4月になれば日本は寒さからは
解放されるから1か月なんとか持てばいいのか?
LNGの供給が不足しないのかという
問題(国内向けガス)とプーチン氏怒るよね?
『なにしてくれとんじゃいっ!!』
だけど、断ったら同盟国とEUに何か一朝有事あっても
助けに行かんよって言われると思うし。
なんか、日本は両手引っ張られてる感じ。m(≧o≦)m
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静かにそして力強く カナダでデモ
http://leelena.exblog.jp/30968784/
2022-01-31T12:59:00+09:00
2022-01-31T14:49:17+09:00
2022-01-31T12:59:44+09:00
lee-lena
世界のニュース
大手メディアからは見ることのできない現状・・。
強制ワクチン接種に反対
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ウクライナ情勢、小泉悠さんに聞く
http://leelena.exblog.jp/30966300/
2022-01-29T18:01:00+09:00
2022-01-29T18:41:45+09:00
2022-01-29T18:01:10+09:00
lee-lena
世界のニュース
ご無沙汰しております。4年ぶりの投稿です。(^^;
現在、小説書いてますだ。以前は読み専でしたが。
よろしければ右のリンクから『エブリスタ』に飛んでみてください。
① 小泉悠さんは地上波TV゛てもよく出演されてましたね。
② 緊迫のウクライナ情勢 BBCに負けない解説
豊島晋作氏のテレ東ワールドポリティクス---Youtube
③ 俺の話を聞け
プーチン氏の主張 ---Youtube
ここからは、分かる人は分かる・・
分からない人には世迷言に聞こえる話。
DSじゃないプーチン氏は追い詰める側ではなくて
ネオコン、DS側にウクライナと紛争を起こさざるを得ない
状況に追い詰められている・・のかもしれない。
DSとは、デイープステイトの略
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近況報告
http://leelena.exblog.jp/28094360/
2018-02-11T16:38:00+09:00
2018-02-11T16:38:56+09:00
2018-02-11T16:38:56+09:00
lee-lena
未分類
ぎゃっ、最近またまたパソコンが故障 一度はデーター保存していたのですが、直近1年分はもうしなきゃと
思いつつ放置で突然の電源ブチ切れ。
文章が主に残っていて欲しかったデーターになります。
データー取り出しに17000円かかるんだとっ!---投げ遣りな言い方でゴメンナサイマセ.
ぜひとも書きたかったプロットもどきが2つ3つメモ帳にぃ~
しかし、17000円の値打ちがあるのかと問われれば---無いっ!
私がべトスセラー作家だったら、データー戻してもらうんだろうな!--(遠い目)
そういう訳で大切なメモ帳に"さよなら"しますただ。(><)
*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*
ここまでを数日前に書いてまして続き・・
新しいパソコンを買いました。
だけどリカバリーディスクがついておらず・・(´;ω;`)泣いてます。
Shopの人ひどいよね、ディスク付いてないの黙ってるんだもン。
いきなり、箱入りを手渡されて・・東芝のパソコンなんだけど
過去購入した時(インターネットSHOP)はリカバリーディスク付いて
たので油断したのです。
今回の故障(パソコンA)はプラグ差し込み口の中にプラグが入らず電源がつかないと
いう形の故障なのでリカバリーもできず・・。せっかくリカバリーディスク
あるのにね。
その前の(パソコンB)はリカバリーディスクを紛失してリカバリー
できず。 私は何やってるんでしょう(੭ ˃̣̣̥ ω˂̣̣̥) 最近のパソ事情は
最悪です。
同じ東芝なら少し型番が違ってもリカバリーディスク使えるとか
ディスク無でもリカバリーできるとかっていろいろ書いてあるサイトを
見つけたので時間を作ってまたいろいろ研究してみようと思ってます。
まぁ前途多難なのですが、新品パソコン最強ぅ~.°ʚ(*´꒳`*)ɞ°.サクサク
データーさえ取ってれば(保存)何はともあれ怖くないっ・・お金は出てくけどねン
皆さんも大事なデーターだけはUSBにでも避難させておいてくださいね。
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ご無沙汰しています。
http://leelena.exblog.jp/27658477/
2017-11-11T15:32:00+09:00
2018-01-07T11:46:02+09:00
2017-11-11T15:32:37+09:00
lee-lena
小説サイト紹介(メインページ)
元気にしています。
今は小説Blogを頑張っております。
ドールのワンピースもたまに作ってます。
小説家になろう
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Puzzle パズル 24 (最終回)
http://leelena.exblog.jp/25582071/
2016-04-18T22:50:00+09:00
2016-04-18T22:49:53+09:00
2016-03-27T22:13:30+09:00
lee-lena
心の灯火
気のいい夫婦の元で働いていた真砂だが、田舎に住むご亭主
のほうの母親が倒れた為、食堂を閉めて郷里に帰ることにな
ったらしく、真砂達は収入源が無くなったら、早々にアパー
トにいられなくなるのであたふたしていた。
途方に暮れるふたりに竜司は救いの手を伸べようと決心し
真砂と泉に、ひとまず俺の所に来ないか、と声をかけた。
そんな中、食堂のおばさんがちょうど昼食の為店を訪れた
折に話しかけてきた。
「笠原さん、ありがとう。真砂ちゃんがうちの店にいてくれ
る間は、わたしら元気に頑張らんといけんねって言ってたん
だけど、田舎で独り暮らししてる亭主のお義母さんが倒れて
しまってね。店を畳んだら、ゆくゆくは田舎に帰る事にはして
たんだけど、ちょっと予定が早まってしまう事になって。
わたしら、この子達の事だけが気掛かりで、路頭に迷うよ
うならいっそわたしらと一緒に田舎に連れて行こうかねって
亭主と相談してたんだよ。
もし、手に負えなくなったりしたら、わたしらに連絡ちょう
だい。出来る限りなんとか力になってやりたいから。」
「おばちゃん、判ってる。仔猫がとりもった縁だけど、これ
も何かの縁、このふたりがまさかの時は支えてやりたいって
実は前から思ってたから。」
僕のこの返事を聞いて、おじさんとおばさんはほっと
したようだった。そしてちっこいふたりも、可愛い4ツの
目で僕を見上げてほっとしたのかウルウルさせている。
そうおばさんは言い残してご亭主と一緒に郷里に旅立って
行った。
後から真砂に聞いたんだが、おばさんたちはアパートを追い出
されないよう、半年は住んでいられる位のまとまったお金を
持たせてくれていたらしい。
おんぼろアパートのほうの解約やらなんやら手続きをして
翌月からふたりは僕のマンションにやって来た。
そして3人と1匹の生活が始まった。
真砂は今、アルバイトを探しているところで合間を縫って
家事をしてくれている。弁当も出来る限り頑張って
作ってくれている。真砂の作ってくれる弁当は素朴だけれど
栄養があっておいしかった。役所では、笠原くん彼女できた?
なんて何人かに聞かれた。
彼女?そだな彼ではないわな、などとひとりごちた。
同僚には今親戚の子と住んでるので、と説明しておいた。
半年が過ぎ、気が付くとこの生活に居心地の良さを感じて
いた。
しかし、夫婦でもないのにいつまでもこのままじゃ、いられ
ない。きっとまだまだ子供のような真砂は自分とはとても
じゃないけれど結婚相手に、見る事ができないだろうし。
2人を引き取って一緒にこの先ずっと暮らすにはどーすれば
いいのだろう。そんな事ばかり考えるようになったある日
ふたりを前にある提案をした。
僕は君達と養子縁組したいと思ってる。この先も一緒に暮ら
していけるよう。どーかな?弟の泉は無邪気に喜んだ。
姉の真砂は浮かない顔だ。
「養子縁組って私達、竜司さんの家族になるの?」
「そうだよ。」
「私は妹で泉は弟になるの?」
「そうだね、そんな風な感じで良いと思うよ。イヤかい?」
「ゼーンゼーンいやじゃない・・・僕は」と泉が言う。
「あたしは・・・・。」
「あたしは! イヤかい?しばらく考えたらいいよ。」
ふたりは風呂に入って寝支度を始めた。
真砂にイヤと言われるとは思ってなかったので正直、少し
凹んだ? イヤ、かなり凹んでるな、俺。
ベランダに出てそんな風に凹みまくっていたら、いつの間に
か弟を寝かしつけた真砂が側にいた。そして僕の腰にしがみ
ついてきた。
「えっ、どーした?」
「竜司さん、あたし家族になりたいって言ってくれてすごく
うれしかったよ。」
「そーなの!なら良かった。」
「良くないよ・・・良くない。ねぇ、あたしをお嫁さんに
してくンない?だめ?子供っぽいから駄目かなぁ。ただの
家族じゃなくて竜司さんの奥さんがいい。ゼッタイセッタイ
奥さんがいい。」
そう言って真砂は泣いた。
「なぁ、こんなおじさんが旦那さんでいいのかい?」
「うんっ、おじさんでもおじいさんでも・・・なんだっていい、
竜司さんがいい。」
「仔猫に甘えられて悪い気はしないね。じゃぁ、養子縁組は
泉として、真砂とは結婚するとしよう。だからもう泣かない
で。」
「だめっ、うれし過ぎて涙が止まんないンだから、もうしば
らく泣かせて!」
「はいはい、お嬢さん。僕の胸でお泣き。」
僕はそう言って胸の中に真砂を包みこみ、抱きしめ囁やいた。
「今まで小さい弟を連れてよく頑張ってきたね。これからは
僕が付いてるから大丈夫だよ。それに僕だけじゃない、僕に
は頼れる兄がいるからね。万が一僕に何かあっても、君は
もうひとりじゃない。僕の兄を頼ればいいからね。兄の奥さ
んもやさしくていい人だよ。」
僕はすぐに保険の受け取り人を真砂の名前に変更し、すぐに
入籍を済ませた。
黒崎さん程好きになった人は今までにいなかったし真砂に
対する気持ちにあの時のような恋情は正直言って無い。
だけど愛しい気持ちは誰にも負けない自信がある。もう
望めないと思ってた幸せを僕にくれた女の子。
黒崎さんとの事を後年真砂に話したら、彼女はこう言った。
「あたし、あかねさんって人に感謝してる。だってあかね
さんが竜司さんを振ってくれたお陰であたし、竜司さんと
出会えたんだモン!」
3人と1匹で暮らし始めてから、別の部屋で寝るようにして
た真砂の弟の泉が寝付かれないと言っては、僕ら夫婦の
部屋にやって来る。僕を挟んで川の字になるのだ。
ふたりとも僕の側でうずくまるようにして眠る。ついでに
仔猫もしょっちゅう僕等の傍らにやってくる。
結局、仔猫併せて家族全員、ひとつの部屋で寝る事に!
そんな僕達だけど、もうすぐ我が家にもコウノトリが
赤ちゃんを連れて来てくれそな気配。
泉が、弟分が出来ると今から楽しみに赤ちゃんの
誕生を待ちわびている。
☆-★-☆ お・し・ま・い ☆-★-☆
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Puzzle パズル 23 ( 大いなる転機 )
http://leelena.exblog.jp/25581542/
2016-04-18T22:31:00+09:00
2016-04-18T22:39:05+09:00
2016-03-27T20:29:46+09:00
lee-lena
心の灯火
その後、竜司はそれまで勤務していた役所を辞めた。
半年余りは旅を兼ねて住む場所を捜し歩いた。
住む街が決まると、勉強をし直して試験を受け直し、
再び小さな田舎町の役場で勤務する事になった。
昼時になると、役所から5分と離れてない食堂でいつも
昼食を摂る。その食堂ではまだ少女に見える程、子供時代
の名残を色濃く残している山内真砂19才が、毎日元気で
明るくチャキチャキ働いていた。
真砂には泉という8才の弟がいて、学校が終わると自宅には
帰らず店に帰って来ているようで、とても仲が良い。いつも
昼食を摂る時間には、弟はまだ学校で見かける事はないが
外回りで昼食の時間がずれ込んだ時などに、時々姉にまとわ
り付いている弟を目にする事がある。
その日も外回りの仕事で昼食を摂るのが遅くなった。泉が
死にそうになって凍えている仔猫を拾って来た。飯屋の人の
善い夫婦も姉、真砂と一緒に顔を出し、どうしたものかと
思案に暮れていて、泉と真砂はきょうだい揃ってどーしよう
どーしようとオロオロしている。
オンボロアパートは飼えないのだろう。仔猫が可哀想で捨て
置く事も出来ず、悩む姉弟。
様子を伺っていた竜司が助け舟を出す。
「仔猫、僕の家に置いてあげるよ。だけど世話までは大変だ
から仔猫の様子はちゃんと毎日見に来てくれないかな。鍵は
作って渡しておくから、なるべく世話しに来てくれ。君達が
世話出来ないときだけは、仕方ないから僕が世話しよう。」
瘦せっぽっちで小さめの姉、真砂は弟、泉と併せて竜司の
目からは子供のように見えるので、どっちが仔猫なんだか~
と、ひとりごちた。
ふたりが仔猫の事で必死に頭を悩ませている姿を、竜司は
よるべのない仔猫に重ね合わせて見ていた。聞くところに
よると真砂たちは母親がシングルマザーで、その母親も過労
が原因で昨年亡くなったのだとか。真砂は小さな弟がいるので
普通の企業にOLとして就職出来なかったのかもしれない。
アルバイトでボーナスも出ず、生活は苦しいだろうにふたり
共明るくていい子達だ。雇い主の夫婦がふたりの事を何くれ
となく気にかけてくれる善良な人たちなのが救いだ。
仔猫の件で姉弟たちと繋がりが出来た。これも何かの縁、自分
は独身で自由のきく身、猫共々、このちっこいふたりの面倒も
見てやらねばなるまいと、心密かに思っている。
まだ大人になりきれていないふたりは、ある意味無邪気だ。
大人の入り口にいる真砂は、後数年したらいろいろと困難に
ぶち当たる事もあるだろう。その時は陰ながら助けてやろう
場合によっては足長おじさんにもなってやろうと思った。
ふたりと出会ってからの月日は言う程長くはないけれど、
そう思わせる健気さがふたりにはあったから。
ふたりはその日からしょっちゅう、仔猫の様子を見に来る様
になった。そんな中、竜司がいる時に真砂が1人で来た事が
あった。
「今度から家に来る時は弟と一緒に来な、」
「どーして?」
きょとんとして真砂が問う。
「どーしてもだっ。真砂は一応女の子だろ、悪い噂が立つと
君の為によくないからだよ。」
「そうなの?」 「そーだよ!」
「だけど竜司さん、おじさんだよ?」
「あぁ、そーだな・・そーだな・・おじさんだよっ 」o(`ω´ )o
「あっ、ごめんなさい、本当の事言って。」
「あのねぇ、・・まっ、いいや。おじさんだからよけい
良くないんだよ。こんなおじさんと変な噂立てられたら
困るだろう?」
「竜司さんがこまるンでしょ?あたしはこまんないもんっ!」
「こりゃこりゃ、グズグズ言わずおじさんの言う事を
聞けよ、いいな。」
「うん、判った。 なるべくひとりでこの部屋には来ない
ように気をつけます。」
「よろしい。」
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Puzzle パズル 22
http://leelena.exblog.jp/25580691/
2016-04-16T15:37:00+09:00
2016-04-16T15:37:28+09:00
2016-03-27T16:59:41+09:00
lee-lena
心の灯火
夏の終わりに黒崎さんのオメデタのニュースと併せて退職す
る事を知った。春先の結婚が決まった頃、いろいろ知り得た
事がある。この結婚には設樂課長の押しがかなりあった事、
家族ぐるみという形での紹介があった後、弟さん本人はモチ
ロンの事、課長やご両親達からのモーレツなラヴコールがあ
った事。
皆から祝福されて結婚した黒崎さんは、きっとご主人や
ご家族から大切にされているのだろう。妊婦になり、来年の
まだ寒さのぬけない頃に出産を予定しているそんな設樂家
は輝かしい年を迎えることだろう。
当初はもっと早くに母からの呪縛から逃れていれば、あかね
との明るい未来があったかもしれない、そういう思いに捉わ
れ、やりきれなかった。
だが今は違う。笹原家から受けた仕打ちと設樂家から大切に
されている状況を目の当たりにしてみれば、黒崎あかねの為
には、これで良かったのだと心から思えるようになった。
人の心の持ち方ひとつで他者を幸せにも不幸にもできる。
自分の母親は残念ながら他者を不幸せにしかできない体質
のようだ。
やっと黒崎あかねとの事を自分の心の中で本当の意味で決着
つけられるようになった頃、政恵があかねさんとでもいいわ
よと、何をトチ狂ったのか連絡してきた。
「どうせ、あかねさんまだ独り身でしょうから私が許したと
言えば喜んであなたの元へ帰ってくれるわよ。」
「遅いんだよ、もう。何言ってるんだ、いい加減にしろよ。
彼女はとっくに再婚して子供にも恵まれて、その上相手の
ご両親からも、とても可愛がられて幸せな結婚生活送ってる
んだから・・。母さんがバツイチと蔑んだあかねさんは他所
の人達からは、熱望されるような優良物件だったんだよ。
見る目を持たない親を持った僕は哀れなもんだよ。年上の女
なんて子供も持てるかどうか判らないって言って反対したよ
ね。どうだいっ、あかねさんは来年には可愛い赤ちゃんが生
まれておかあさんになるよ。対して僕はどーだい?な、母さ
ん僕は?妻も子もなくて寂しいもんだよ。僕の未来の予想つ
かなかった?
人の心はそんな上手くいかないって事、そんな簡単な事が
判らないんだ、アンタって人は。
本当は判ってる。自分にいくじがなかったせい。予測があまか
ったせい。自分こそがあかねさんを軽く見てたんだ。半年や
一年、待っててもらえるはずだってね。
彼女を熱望する誰かがいるなんて思いもしてなかった。
バツイチで年上だからね。母さんだけのせいじゃないって
判ってる。
もっとちゃんと彼女と向き合って、彼女の手を強く握って
放しちゃあいけなかった。欲しいものは、大切なものは、
手放しちゃいけなかったんだ。この先あれほどの情熱で人を
好きになれる日はもう二度と来ないだろう。」
僕の後悔に母は何も言えなかった。
政恵の事を多少なりとも不憫だと思わなくもなかったが
先ほどの、どうせ発言で迷いは払拭された。兄や父に続き
自分も完全母親の前から去る事(連絡先不明)を決意した。
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