うまくゆく循環&うまくゆかぬ循環
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なんでだろう?
悲しいニュースや悲惨なニュースを聞くのは嫌いだ。
耳が放送の内容を一ミリも素通りできなくなってしまったのは?
聞き流せていた頃はよかった。
そして・・・・
素通りできなくなった上に、時に、それは自分の胸にまでいつの間にか浸透してしまうことがある。 共鳴した心は、つらくなる。
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それぞれ、人には background バックグラウンドというものがあって、確固たる後ろ盾がある場合、時に不運な事態に見舞われても、さほど危険性はない。
けれど、そういうバックグラウンドがなく、ひとつの拠り所も持たない場合、なんと危うく脆いものなのだろうか・・・社会というシステムsystem.
※今、 "ネットカフェ難民?"と呼ばれる人たちが増えているらしい。
そこに流れつくまでの事情は人それぞれ、いろいろあるのだと思うけれど。
最近まで、ちゃんとまじめにサラリーマンしていた人が、ある日突然・・あっという間にそんな ふうに宿無しの難民になってしまう、、今の日本はそんな国になってしまっている。
大きな企業があっさりと倒産したり、大量のリストラに乗り出したり、銀行でさえも経営に行き詰まる昨今の諸事情を考えてみると、行き着くべくして・・・と云えなくもないことではあるけれど。
その日暮らしに、ただ 不安を抱え・・・身体をしっかりと休めるスペースもない寂しい場所で夜を過ごし、また 生きるためにその日の仕事を求めて働く。 その繰り返し。
元気ならば・・まだこのサイクルcycle にのっかって生きてゆける。
けれど、体を壊してしまったらその時は?
あっという間に"ホームレス"へ 直行。
今回、インタヴューを受けていたのは まだ弱冠・・25歳の青年でした。
受け答えから、 彼の日々の生活の不安が、・・聞いていた胸に流れ込んできました。
定職について、生活の安定を願う青年に・・・どこか受け皿はないのだろうか?
一時でも、頼れる肉親はいないのだろうか?
なんだか、やりきれない気持ちに・・・・なりました。