あなたがただのジゴロだったなら・・・よかったのに
わたしの中に流れてくるもの、それは、不確かなものばかり纏い、
わたしを不安にもするけれど、その一方で確かにあなたは足掻いていた暗闇から私を救ってくれた
何もかもがあやふやなのに、わたしが本当にほしい言葉(宝物)はいとも簡単にくれるのだ
だから好きでいることを止められないのかもしれない
あなたの放つ言葉の中にはいつだって真実があったのかもしれない
それがあなたの体の温もりと一緒に、わたしの心を捉えてゆくのか、どこまでも
あなたが確かな存在でいてくれたなら、楽しい時間を与えてくれるあなたとどこまでも
一緒に行きたかったけれど・・・・・
再会を約束して歩き出した私は、もうあなたを振り返りはしなかった
楽しかった時間の記憶が私の中で溢れていくのを感じながら・・・・