いつもと同じ学校の帰り道
「待って・・ねぇ、待って・・・。」
「どうして・・・置き去りにするの?って叫んだのに。。。」
わたしの言葉は届かなくて・・・・・
こんな悲しい涙は知らなかった
今だってあのときの涙の意味を知っているわけじゃあないけれど・・・
いつも当たり前のように傍にいたあなたがいなくなったこと
それがどれほどわたしの心を寂しくさせたかだけは、はっきりりと分かる
恋を知るには幼くて
恋をするには足りなくて
何をどうしたらいいのか術がなくて・・・
ただ無邪気でいられる幼い時代に別れを告げなきゃいけないことを知った
あなたは何を想っていた?
振り向かない、昨日は・・
未来だけを見つめて駆け出した幼いあの日のわたし・・
気がつけば、傍にわたしを不安にさせないやさしい眼差しがあった
そのお日様のような眼差しを受けて、わたしは鮮やかな時を駆け抜けた
別れも出会いも・・どちらも大切にしたい・・と思える
昨日があって、今日という日があるのだから
愛しい日々に、気持ちを伝えたい
やさしい眼差しに届けたい
Thanks for you.
いくつかの季節を通り過ぎ、再び少しだけあなたの近くににいる
あの頃じゃないわたしはどんな風?
あなたの瞳に
強く焼き付けられる位・・
激しく強くきらきらと、やさしさを秘めた黒曜石の瞳で射ることができたなら・・あぁ♪
やさしく、切なく奏でるメロディに乗せて歌うでしょう
それは愛の歌 ♪
見守るあなたの傍で、いくつかの季節を過ごしてわたしは今ここに
あの頃、生きる力と喜びをくれた人
あなたの心に
愛おしさが溢れる位・・
激しく強くきらきらと、切なさを秘めた黒曜石の瞳で届けられたなら・・あぁ ♪
やさしく、切なく奏でるメロディに乗せて歌うでしょう
それは愛の歌 ♪
主人公(成長した女の子)は今、学校でライブ中。♪
幼い日々のふたりは、周囲に負けて、友だち付き合いまでもなくしてしまいました。
振り返れば、ふたりにとってそれはとても大切な絆だったはず。
去ったほうが悲しみが大きいのか?それとも去られたほうが大きいのか?
悲しみで暮れる女生徒でしたが、新しい出会いで前向きに歩みはじめます。
身長も随分伸び、目標を持って、違う環境と人の中に飛び込んだことで、放たれるオーラも随分と活発なそれに変わっていきます。 もちろんいつも傍にいるやさしい人の存在が大です。
上の学校に上がると バンドを組んで歌ったりもする人になります。
いつのまにか、大人しくて地味だった彼女はどちらかと言えば注目される側の女生徒へと変貌していきます。
二つ年上の幼なじみとまた一緒の学校になり再会します。
そして初めての文化祭で・・・彼女は失くしてしまった幼い日々と幼友達へ・・向けて
そしてまた、今いる恋人へと向けて・・・ 愛の歌詞を綴ります。
幼友だちの彼は、目の前にいるイケてる(輝くばかりの)彼女を目にして感慨に浸りつつ、同じように過ぎ去った日々を想います。 失くしたものの大きさに戸惑いながら。
だからと言って、昔の彼女をなんとも思っていたわけではなく、、うまくこの辺が書けませんが。もっとふたりに時間が与えられていたとしたら・・・違った未来が待っていたかもしれませんね。